鹿児島は、温泉の源泉数がなんと全国第2位!
この豊富に湧き出る温泉を利用した、いわゆる「銭湯」の数も全国第2位という温泉天国です。
県本土から南西諸島まで南北600キロメートルに及ぶ県土には、山間に湧く秘湯、渓流や湖畔の名湯、海辺の珍湯、長い歴史を持つ湯治湯などが点在しています。
城山温泉は、地下1200mから湧き出る源泉を利用した温泉施設です。
豊かに湧き出る温泉に肩までつかり、身も心もトコトンほぐしてください。
当温泉の水風呂は古くより名水と呼ばれた『筒之口名水』を使用いたしております。この水は、江戸時代から酒の製造に用いられるほどおいしい水として有名だったようです。鹿児島の自然と歴史がが育んだ名水で、気分爽快。
古文書「国分諸古記(下巻)」及び「国分郷土史」によりますと、この名水の由来は正長年間(1429年)まで遡ります。
霧島市上小川の山麓に湧出するこの清水は正長2年から「筒之口名水」と呼ばれるようになり、江戸時代から大正時代に至るまで豊富な湧出が酒(焼酎)の製造に盛んに用いられたようです。
シラス台地の裾野に位置するこの町では、現在でも山肌に竹の筒などを突き刺したり、管を廻らせて採取した痕跡があり、厚いシラス層によって磨かれた清澄な水流が筒の先から溢れ出る有様からその名が由来したものと推察されます。
現在では、この湧水はシティホテルイン国分及び城山温泉の飲料水や生活用水として重用され、近隣の人たちをはじめ温泉の入浴客もペットボトルやポリタンクにて持ち帰り、飲料水、お茶、コーヒー、あるいは炊飯などに広く愛用されています。